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ねじ業界専門誌/ファスニングジャーナルに掲載されました。

ねじ業界専門誌/ファスニングジャーナル第2511号に、北村精工株式会社LivePro新アイテム開発などの記事が掲載されております!

《記事全文》

【北村精工株式会社ライブプロの新アイテム開発】木下地、コンパネ専用ビス

北村精工㈱(本社=大阪府柏原市円明町1000-11 北村幸信 社長)では、オリジナルブランド展開するLivePro(ライヴプロ)シリーズのアイテム拡充に向けた取り組みとして、独自設計及び規格の「ノーブレイクビス®」および「コンズバッ!®」の二種類を製品化。木下地、コンパネの専用ビスに開発された両製品は、施工現場が抱える課題解決をおこない、それぞれの締結時における作業の飛躍的な向上及び高付加価値化が図れる個別の特徴を備えている。即納在庫体制による供給を開始した。

LiveProシリーズは、被締結の相手部材や電動工具、条件・工法など取り巻く環境の変化と進化した多彩なアイテムを揃え、内装・外装から改修、特殊建築、家具・建具、板金関連など幅広い用途を満たすラインナップが構築されている。そのような背景のもとに、多様化する施工方法を確実に捉えた最適及び最良のアイテム供給の実現に向けた活動が積み重ねられ、具体的には専門部署のR&D事業部(Research&Development)が市場調査をはじめ社内外の提案・要望に沿った製品の構想や試作検証をおこない、新製品の開発・既存品の改良などに努めている。同社では、理想のカタチに、常により良い製品提供を目指す中で、現状に甘んじることなく、施工現場の困りごとや課題を真摯に受け止め、社内での抽出を通じて新たに”ノーブレイクビス”と”コンズバッ!”の二種類の建築造作用アイテムを開発した。半世紀にわたって築き上げてきた生産加工技術をはじめ実績 ・ノウハウの有効活用により、独自設計及び企画を定めた木下地、コンパネの専用ビスである。冷間圧造と転造を高次元に組み合わせた創意工夫の固有製法を生み出し、両製品は新たな発想による先端特殊形状が施されており、それぞれの締結時における作業の飛躍的な向上及び高付加価値化が図れる個別の特徴を備えている。

ノーブレイクビス®️は木下地に対するマルチ万能ビス。木材を切削して割れを抑え、先端のねじ山形状が推進力を高める構造を附帯。木材の端部に打ち込んでも割れず、打ち込み中に内部の節(ふし)に当たっても止まることなく、年輪(木目)に沿ったズレが起こらず真っすぐにな打ち込みが可能である。用途に応じてレギュラータイプ呼び径3.8×長さ28mm〜4.5×120mmの10サイズと、スリムタイプ3.3×30mm〜3.9×90mmの8サイズを標準在庫に用意。素材は鉄、表面処理は三価ユニクロ。個別仕様のステンレス材、頭部形状並びにリセス穴などにも受注生産対応する。

コンズバッ!®︎は木材表面に発生するささくれ・ケバだちを防ぐ、コンパネ専用ビス。先端のねじ部に90度カット(切れ込み)を採用したWエッヂが木材割れを防止して、木下地並びに軽鉄下地の両方に使用が可能。ささくれが発生しないことから施工後の補正作業が省けるほか、クロス貼りの仕上がりも綺麗になる。頭部は、表面に独特なブツブツの柄模様加工でパテ・塗料の付着が良い。サイズは呼び径3.8×長さ25mm~50mmまでの6サイズをそろえている。素材は鉄、表面処理はクロムフリーで高耐食のエキポシ系シルバー。

両製品は即納在庫体制が整えられており、発注単位は小箱もしくはケースとなっている。また、商社・販売店、施工業者に向けた同社製品等を網羅した冊子「総合カタログ2020ー2021」を刊行し、配布を行なっている。掲載内容は、同社の企業理念、品質保証体制、住宅における各躯体・部位への最適製品選択がイラストを用いて一目で解り易く可能な施工用途例集のほか、品目別の製品と業務必須知識を詳細に纏め、紹介している。品目別では、セルフドリリングスクリュー、スチールライヴ(スチールハウス用ドリルねじ)、ドライウォールスクリュー、ラブコン、建築造作用、関連部品、データリストの7つの項目構成。製品紹介では、各品目による特徴から用途、引き抜き強度データ、施工上の注意点などがイラストを織り交ぜて解説がなされている。個別アイテムは、名称、素材、表面処理、現物写真とともに品番とサイズ表(呼び径×長さ、ねじピッチやねじ部、働き長さ、頭部径)を明記。カタログ右端部には索引がスムーズにできる品目別インデックス(色識別)も印刷され、使い易さを追求したバイブルとなっている。さらに、企業サイトのリニューアル(https://www.ks-live.co.jp)も実施され、同社の企業特徴及び魅力、LiveProシリーズの各種アイテムが有する製品性能などを幅広い層に発信している。同社では、今後も積極的な研究開発並びに生産加工技術の高度化をはじめとするメーカ機能の強化、安心と信頼をより得る品質保証への取り組みを一層推進させ、顧客並びに市場の多種多様なニーズを適確に捉えて満たす製品化、豊富なアイテムを揃えたシリーズの充実化と安定供給に努めていく方向である。

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